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これ、なかなかいいんじゃないかと思います。普通のクルマじゃないぞという雰囲気もありますし、フリースタイルドアによって新しいクルマの「景色」が出来ましたよね。内装に関してもマツダは個性を持っていると思います。ただ、この新しい試みを消化しきれてないのか、それとも看板車種だけに力が入り過ぎたのか、かなり脂ぎってます。エクステリアはまだしもインテリアはやり過ぎ感も若干あるような気がしてなりません。そのため、結果的に大人の雰囲気が足りないのです。
どうしてももったいないと思うのは、コンセプトカーのエボルブの時点でのデザインの方が良かった事でしょうか。これならRX-7の路線を捨ててもいいかなと思ったものですが、あれから時間があり過ぎていじってしまったのか、なんとも煮え切らない感じになってしまいました。キャビンの造形など、もっとボディに合ったシャープなものでも良かったように感じます。ただ、この価格帯のスポーツカーは「ちょっとダサめ」がいいとも言われますから、それを狙ったのであれば、納得もできるというところでしょうか。それにしても日産のZ同様、スポーツカーをつくり続けてくれるのは嬉しい事ですね。

 
   

    なんとなくこのクルマ、骨にスーパーセブンを感じてしまう。
エンジン・コクビットを長方形の箱に詰め、4輪をその箱の外むき出しで取り付けたアノ形である。このセブンにクレイを盛ってやると、イヤでもタイヤ周りにオーバーハング造型ができあがる。長いノーズやフロントのあんぐりとしたグリルなども要素的に手伝っているのかもしれないが、とにかくテーマとしては嫌いではない。また、お父さんの為の家族で乗れるスポーツカーなるコンセプトも実に日本的発想だが、商売的にはターゲットを突いてると思う。ところがである、このクルマなぜかカッコ良くない。
家族を思いホイールベースを長くするのは結構なのだが、そこには長く見えないようにする工夫がない。
もしくは長い事を美しくみせる配慮がない。2500mm想定でバランス検討していたものをそのまま引き延ばしましたといった感じ。また、やや過剰なアクの強いディテールテイストは子供っぽく、用意されたDIC系のソリッドなボディカラーとあいまって”ヒーローもの”を彷佛させる。

 
   

    4ドア4シーターのロータリースポーツというコンセプトだけで、魅力を感じてしまうのですが、妙に押し出し感が強すぎるラインというか、EVOLVなどのコンセプトカーの時はセクシーで繊細なラインにまとまっていたので、なんとも残念な感じがしたのはいなめません。まさしく家族にイイワケの聞くスポーツカーなのですから、一皮むけた大人な魅力が外観にもほしかったです。○な点は何とも新しいフリースタイルドア。スポーツ感をそこなわず後席の出入りを考慮したドアの形状は面白いです。足回りにも力が入っていますね。18インチの大径のホイールを履いて、大人4人乗せても決して悪く無い乗り心地には感心しました。×な点はボディのボリューム感が妙に甲高に感じられて、4足がしっかり踏ん張っているようには見えないルックス。スポーツカーはどっしりと地に足がついている感がほしいです。それと後席に座った時、スペースが十分なだけで前席の背高なヘッド部分など、視界がきかずに圧迫感を感じ、決して快適な空間には成りえていないこと。スポーツカーだからと言われると仕方のない押し込まれ感なのかもしれませんが・・・。それにしてもロータリーのフラットなフケ上がりには相変わらず脱帽です。

 
   

    好きですね。もろにスポーツカーな感じがします。
普段見ないようなライトの部分も覗き込んでみるとメタリック、ハンドル回りの計器類もメタリックで統一感もあるし、特に計器類の配置は円を中心に分りやすく配置されている為、 操作に気をとられて楽しいドライブ気分を台無しにされる事も無さそうです。車内の中心を通る大きなセンターコンソールボックスも見た目には邪魔なんだけど、 運転席に座ってみると、まるで車の強度が増した様な印象に変わっていいですね。 6速ギアも嬉しいですね。・・・そうなると、走りたくなっちゃいます。
只、残念なのは車の後部が(トランク開閉部)もう少し長い方がスピード感があってバランスがいい気がします。それと、運転席に座ってみると閉塞感がツライですね。ちょっと息苦しいかな。ですから、窓がもう少し大きくてもいいのかな?すると車の全方向に注意が向いて事故も防げるのでは無いでしょうか?