★★★
PANDAという名前をなぜつけたのか理解に苦しむ。あまりにも安易な印象を与えてしまい、ロジカルさや志の不足を強調していて残念である。もちろん初代Pandaが、実際にはガラスをフラットにしたため、強度を補うため若干厚くなり重くなったり、シートデザインもコストがかかっていたり、ボディーをフラットにする為かえってコストアップになったことはデザイナーの常識である。しかし、コストアップにはなったがフラットデザインのPandaが登場したことで新たな時代におけるデザインの重要性をみんなが学んだのである。
そんなインパクトは残念ながら新型Pandaには無いし、他の競合車の中でも造形的に提案性が希薄で埋没している。但しまとまりとバランスは老舗の意地を見せて完璧であるため0.5プラスし、この点数となった。
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