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メーカー通信簿Vol.13 プジョー
以後、106S、309GTI、205GTI、405SRなどの体験を通し、プジョーのナミならぬクルマのハシリの機能と操縦性のレベルの高さが印象深く、デザインを含めて注目のブランドとなった次第。

プジョーが一段と先進性を目指し、デザインにも現し始めたのは205のように思う。コンパクトながらスポーティでキュート、日本的カワユサとは全く異なる感覚であることは言うまでもないだろう。 この時代となるとピニンファリナとの関わり方は筆者としては不明だが、多分、ソフトトップキャブリオレなどのスペシャルバージョンの製作以外はインハウスデザインであろう。
そして405の端正なセダンのプロポーション、あるいは406セダンの洗練のタタズマイは、ピニンファリナのクーペに勝るデザインレベルと見る。
そして画期的と言えるのが206の出現だ。クルマのデザインの魅力というものをこれほど判りやすく表現し、また世界のユーザーに受け止められているモデルは多くはないだろう。今やクルマ選びでの主導権を握っているといわれる女性にアピールすることによって支持を拡げている感もある。
この206の余勢を駆ったごとくに現れた307も、当初はサイズ感に疑問も感じられたがそれも落ち着き、CC仕様が加わるに及んで基幹モデルの趣を備えるに至っている。
だが、チョット気に入らないのが206と307のSWで、リアコンビランプの扱いがジツニ適当というかおざなりというか、あいまいでバランスに欠けた仕立てだ。全体のプロポーションやワゴンとしての機能は優れているだけに惜しいところ。また、フラッグシップの607だが、洗練された美しさは備わってはいるもののもう一つ個性、そして存在感の強さが欲しい気がしていたのはタシカ。

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